映画 オケ老人

昨年10月、映画館での予告編をみて、観たいなあと思っていましたら、先日うちの子が一緒にみようと借りてきました。

いやあ、面白かったです。

どうしても、発達にフォーカスしてしまうのですが、

まわりの演奏など全く聴いていない

 

全く見ていない、じいちゃんばあちゃんに、

弾いてみせ

聴かせてみせ

見通しを持たせることで

眠っていた力を引き出します!

おめめどう講演会

おめめどう講演会に行ってきました。

午前 筆談コミュニケーション
午後 思春期
この4月から子どもを残しても出かけられるようになったので、
石垣から直行便で行ける都市
かつ午前午後通しで開催される
この機会を待っていました。
というわけで、所長(奥さん)も一緒の参加です。
後から、
この日はS.E.N.Sの研修日だったことに気づきました。カレンダーをしていたらこんなことはなかったでしょう…
もうひとつ、
申し込んで安心、当日払いと思い込み…
いざ前日にホテルでメールを再確認すると…
おそるおそる奥平さんにメッセージ
即「大丈夫ですよ~」の返信が
今朝もNHKのあさイチを視ておりましたが、いやいや、私も特性が強いです。
おめめどうとの最初の出会いは、ネットサーフィン
自閉症でクグりました。
有名なマンガのモデル
大学の先輩
親しみを持って、そんなところから入っていって、その後本質へと
HPで情報を収集、フェイスブックでつながり、最初の注文は27年の9月、まずはここから とあったので、その通りに
しばらくは読み専だったのですが、思春期Q&Aの購入をきっけに、グッズを注文
○×メモ
よていシート
おはなしメモ
発達障害、療育関係の書籍、教材にかかる費用は高額です。
そのような中、3ケタの金額で購入でき、誰にでも実践できるというのは大変ありがたいことです。
おめめどうブログより
①心を支える
②責任を支える
③関係性を支える
④意欲を支える

正直と誠実さ

実家の母親に花を贈ることにしました。

こちらのお花屋さんでお願いして、地元で対応して配達してもらえる便利なサービスがあります。

遠くに花を贈る場合に利用している人は多いと思います。

 

今回もこれを利用しました。

いつもは何か送る時、黙っておどろかそうと思うのですが、何故か今回は予告しました。

すると、翌日に申し訳なさそうに連絡がきました。何も来なかったけど、と。

 

あれれ

 

こちらも、先方のお花屋さんも、両方対応可能と、電話で確認済みでした。

まず、こちらのお花屋さんに問い合わせることにします。

お電話に出られた方は、まさか自分のとこがと思われたようです。

調べて折り返しますと電話を切ります。

 

暫くして、店主さんと思われる方から電話がありました。

こちら側のお花屋さんのミスだったようです。

しかし、そのお詫びが素晴らしかったです。

 

「自分が忘れてしまいました、本当に申し訳ありません」だったのです。

母の日です。一年のうちで最も忙しい日かも知れません。

しかしそこに、余計な言い訳は一つもありませんでした。

 

プロなのですからそれが当然なのかも知れませんが、本当に立派でした。

そして、私へどのようにするかと尋ねられました。

私は、このようなことが起こった際になさっている対応でお願いしますと言いました。

その対応も、申し訳ないくらい誠実でした。

これを、流行りの言葉でいうと神対応というのでしょうか。

 

これからも是非このお花屋さんにお願いしようと思いました。

正直

誠実

 

言い尽くされた言葉ではありますが、それは人の心をゆさぶります。

 

そして、大切なことを教わりました。

自分がその立場だったら、果たしてどのように振る舞っただろうか。

教育という種蒔き

長崎は、私が高校3年間を過ごした故郷です。

在学中先生方には、とにかく余計なことばかりして迷惑をかけました。

 

夏、冬、春の休みになると、実家に帰ることしか考えていませんでした。8月に入ると文字通り飛んで帰ります。

母校は、アウシュビッツで亡くなったコルベ神父が昭和初期に創立した学校です。

また、永井隆博士が戦後教鞭をとられた時期もあります。

 

もちろん勉強したり、話を聴いたりしました。

しかし、頭で分かっているだけでした。

長崎駅より北は路面電車で30分以上かかり、東側で寮生活を送っていた私にとって、爆心地の浦上は遠いところでした。

8月9日も、三年間長崎市民として過ごした割には希薄でした。

恥ずかしながら、これらが本当の意味で心に響くようになったのはつい最近のことです。

大病をしてから子どもが生まれ、母校を訪れた10数年前

その後また倒れて、長崎の子どもたちから千羽鶴をいただきました。

 

昨年、親子記者に選ばれ、平和祈念式典に初めて出席し、永井博士の孫にあたる館長の徳三郎氏を取材しました。

 

今年は家族全員で原爆遺構を辿りました。

今、長崎で教育を受けた意味を少しずつ理解しています。

 

高校時代に先生方が苦労した種蒔きは、30年以上が経過しましたが、ようやく少し実ったようです。

 

思い切り困らせましたが、先生方と同じような道を歩んでいます。

 

そう思うと、教育は気の遠くなるような作業であり、人を育てるということの責任と尊さを感じます。

種蒔き

3か月ほど前に、種まきをしました。

6年生になる息子に、4月の入学に向けて花を作ろうと私から提案したのが始まりです。

本人に種を選んでもらったところ、ビオラ、バーベナ、カーネーションを選びました。

ビオラの成長は遅いので、内心厳しいかなと思いました。

またカーネーションは、お店の人が、「今蒔いたら、母の日に咲くと思いますよ」話してくれました。

そこで、入学式へ間に合わせることはあまり気にせずに育て始めました。

折角ですので、母の日には子どもたちがお母さんにプレゼントできるくらい沢山咲かせたいと思い、それを目標にしました。

職員にも協力してもらい、種まきをしました。うちの子も毎日の水あげが日課になりました。

3種類とも無事に発芽し、50以上の苗が順調に育ち始めたと思います。

一か月あまり、葉も数枚茂り、根も張っていると判断し、苗床からポットに移植しました。

 

問題はここからです。

ポットに移した途端、カラスが襲ってくるようになります。

また、防御はしたものの、次々と枯れていきます。

特に、突然の豪雨に対応できなかった時の後は予後がよくありませんでした。

バーベナは半分位が無事に育ち、花壇に移植できましたが、ビオラとカーネーションは残念でした。

ビオラは幾つか開花までがんばりましたが、カーネーションは咲いていません。

今現在、頑張っている苗はほんの少しだけです。

何とか咲かせたいと、母の日が過ぎた今も育てています。

今回は、育苗中に適切でない植え替え方をしたのでしょう。

 

ポットにあげる時の「時期」が適切でなかったか

ポットの土の「環境」が適切でなかったか

 

いずれにせよ、見誤ってしまいました。

 

教育は種蒔きに例えられます。

タイミング、そして環境調整

私の都合、大人の都合ではなく、子どもたちをよく見て、耳を傾けなければ!

母の日

明日は母の日

石垣のマックスバリュ各店に、母の日図画コンクールの入賞作品が掲示されています。

母への感謝を表すにはこれ以上の歌はない「アンマー」

 私はアナタに言ってはいけない

決して口にしてはいけない言葉を

加減もせずに投げつけては

アナタの心を踏みにじったのに

アンマーよ

アナタはそれでも変わることなく

私を愛してくれました

木漏れ日のようなぬくもりで

深い海のような優しさで

全部全部私の全てを包み込んだ

全歌詞はこちら

母の深い愛に感謝する一日となりますよう!

残念なこと

このブログは、この教室へと私の思いを中心に書き綴っています。

通っている子どもたちと保護者の方、そしてここで働く職員に読んでもらいたい。

私の教室の様子を多くの方々に伝えたい。

そういう思いで公開しています。

そして今後、放デイの活動内容やガイドラインの評価をweb上で公開することが義務付けられることにもなると思うから、HPを用意しました。

 

興味本位で、突然訪ねて来ないでください。

一瞬一瞬が真剣勝負の場です。

自分がされたらどうですか。

しかるべき手続きを踏みなさい。メールも電話番号もオープンにしているでしょう。

 

 

変わるもの 変わらぬもの

長崎の話題に戻ります。

私が高校生活の3年間を過ごした母校です。

同級、同窓生の皆さん、教室もさることながら、屋上には様々な思い出があることでしょう。

こちらは、高校1年の時に落成した体育館、31年前のことです。

路面電車も健在です。

少しだけ変わったのは運賃、当時はどこまで乗っても100円でした。

 

緑と黄色の車両、100万ドルの夜景も健在

大きく変わった長崎駅前

当時と変わらない浜の町アーケード

変わるものと変わらぬものの中で、一番大きく変わっているのは「自分」… 続く。

ポイ捨て

教室の前には新栄公園という大きな公園があり、道路は車2台が慎重にすれ違う細い道なのですが、ポイ捨てが後を絶ちません。

中でも一番多く捨てられるのは、そう「タバコの吸い殻」です。

ということは、大人のモラルが残念ながら一番低いのです。

子どもたちが標語を考え、生徒と職員で看板を作成しました。

5日間も教室を空けたら…ゴールデンウィークの後半に入る前日に、看板を取り付けました。

さて、その効果は…

連休最終日の昨日、石垣に戻り教室へ来てみると…

それぞれの看板の下に1個ずつ…

明らかに減ったのは喜ばしいことですが、わざわざ看板の下に捨てるかね…

 

 

如己堂

永井隆先生が終の住家とされた如己堂を訪ねました。

息子の誠一(まこと)さん 「原子野に「にょこっと」できたから にょこどうなの?」

永井隆先生 「『己のごとく人を愛せよ』という言葉を生きてくれるように、一生、人を愛することを忘れないようにと願ってこの名前を選んだんだよ」

片山はるひ 著      永井 隆 原爆の荒野から世界に「平和を」 より

 

苦しみを体験したことのない人は無邪気である。

辛い目におうたことのない人は無遠慮である。

心に傷のない人は鈍感である。

自分が鈍感だから、敏感な人が傍らにいることに気がつかない。

そうして無邪気に他の人の心の傷に触る。

無遠慮に他人の胸の痛みを刺激する。

それも、傷に触るとは知らず、

痛みを起こすことも悟らず、

天真らんまんとやっているのだから罪はない。

罪はないけれども、やられた方はひどい目にあう。

 

永井 隆 著 「この子を残して」より

 

私はどうだろう、熱心な無理解者になっていないだろうか、

子どもたちの心の声に耳を傾けているだろうか、

教室の精神「もし、私があなたの立場だったら」を身を持って実行しているだろうか、

子どもたちを心から大事にしているか。

 

先生として

親として

人として

先生の生き方に倣い、1ミリでも近づきたい

原点に立ち返ってきました。

また会いにきます。

永井隆・緑夫人の眠るお墓  坂本外人墓地