ここ八重山でPASS理論に基づく研修会が催される、それも講師は最高峰の前川久男先生というので、これはすごいと申し込み、職員1名と一緒に参加してきました。
PASS理論のPはプランニング、Aはアテンション=注意、Sはシミュレート=同時処理、もう一つのSはサクセスシブ=継次処理を表します。
この4つの認知処理が人の知的機能の中核をなすとするのがPASS理論といわれるものです。
子どもたちのめあてや活動は、今はまだ到達していないけど、あと少しの助けがあれば届くというところで設定しています。それはヴィゴツキーの提唱した、最近接領域の理論に裏打ちされたものです。
平素から実践してはいますが、子どもの発達にかかわるものとして、これをしっかりふまえて促していくのが務めだと実感しました。
特別支援教育が科学であると言われる所以が少し分かったような気がします。