残念なこと

このブログは、この教室へと私の思いを中心に書き綴っています。

通っている子どもたちと保護者の方、そしてここで働く職員に読んでもらいたい。

私の教室の様子を多くの方々に伝えたい。

そういう思いで公開しています。

そして今後、放デイの活動内容やガイドラインの評価をweb上で公開することが義務付けられることにもなると思うから、HPを用意しました。

 

興味本位で、突然訪ねて来ないでください。

一瞬一瞬が真剣勝負の場です。

自分がされたらどうですか。

しかるべき手続きを踏みなさい。メールも電話番号もオープンにしているでしょう。

 

 

変わるもの 変わらぬもの

長崎の話題に戻ります。

私が高校生活の3年間を過ごした母校です。

同級、同窓生の皆さん、教室もさることながら、屋上には様々な思い出があることでしょう。

こちらは、高校1年の時に落成した体育館、31年前のことです。

路面電車も健在です。

少しだけ変わったのは運賃、当時はどこまで乗っても100円でした。

 

緑と黄色の車両、100万ドルの夜景も健在

大きく変わった長崎駅前

当時と変わらない浜の町アーケード

変わるものと変わらぬものの中で、一番大きく変わっているのは「自分」… 続く。

ポイ捨て

教室の前には新栄公園という大きな公園があり、道路は車2台が慎重にすれ違う細い道なのですが、ポイ捨てが後を絶ちません。

中でも一番多く捨てられるのは、そう「タバコの吸い殻」です。

ということは、大人のモラルが残念ながら一番低いのです。

子どもたちが標語を考え、生徒と職員で看板を作成しました。

5日間も教室を空けたら…ゴールデンウィークの後半に入る前日に、看板を取り付けました。

さて、その効果は…

連休最終日の昨日、石垣に戻り教室へ来てみると…

それぞれの看板の下に1個ずつ…

明らかに減ったのは喜ばしいことですが、わざわざ看板の下に捨てるかね…

 

 

如己堂

永井隆先生が終の住家とされた如己堂を訪ねました。

息子の誠一(まこと)さん 「原子野に「にょこっと」できたから にょこどうなの?」

永井隆先生 「『己のごとく人を愛せよ』という言葉を生きてくれるように、一生、人を愛することを忘れないようにと願ってこの名前を選んだんだよ」

片山はるひ 著      永井 隆 原爆の荒野から世界に「平和を」 より

 

苦しみを体験したことのない人は無邪気である。

辛い目におうたことのない人は無遠慮である。

心に傷のない人は鈍感である。

自分が鈍感だから、敏感な人が傍らにいることに気がつかない。

そうして無邪気に他の人の心の傷に触る。

無遠慮に他人の胸の痛みを刺激する。

それも、傷に触るとは知らず、

痛みを起こすことも悟らず、

天真らんまんとやっているのだから罪はない。

罪はないけれども、やられた方はひどい目にあう。

 

永井 隆 著 「この子を残して」より

 

私はどうだろう、熱心な無理解者になっていないだろうか、

子どもたちの心の声に耳を傾けているだろうか、

教室の精神「もし、私があなたの立場だったら」を身を持って実行しているだろうか、

子どもたちを心から大事にしているか。

 

先生として

親として

人として

先生の生き方に倣い、1ミリでも近づきたい

原点に立ち返ってきました。

また会いにきます。

永井隆・緑夫人の眠るお墓  坂本外人墓地

 

ペアレント・メンター

ペアレント・メンターをご存知ですか。

ペアレントは親、メンターは仕事上または人生の指導者、助言者の意です。(コトバンクより)

かつて沖縄でも養成講座が開かれ、研修を修了してペアレント・メンターが誕生していますが、ここ八重山地域ではまだまだメンターの存在が知られておらず、定着するに至っていません。

この連休に長崎まで足を運んだのですが、かつて那覇で一緒に研修し、沖縄市でメンターとして活躍され、その後長崎へ居を移してからも先輩保護者として精力的に活動されている友人を訪ねました。

活動の仕方、方法そして何よりもその熱意、心を肌で感じることができました。

診断された、または発達の課題を指摘された、感じている親御さんが保護者同士でお話しできる態勢、関係を作っていくための力を頂いてきた今回の長崎訪問でした。

 

ルドルフとイッパイアッテナ

家庭訪問の間、子どもたちの下校が早いこともあり、前半に上映会を開く日が多くありました。

 

中でも、「ルドルフとイッパイアッテナ」は私が一番観せたかった映画です。

児童文学の名作です。

 

私が一番好きな場面は、ねこたちが文字を学んでいくところです。

 

「生きていくために役立つのは文字」

「字が読めるようになれば、いろんなことがわかる。」

「本を読むと、知識が得られ、教養が身につく。」

イッパイアッテナという、ボスねこのセリフです、格好いいですね。

 

「人間の子たちは、何年もかけて何十も何百もの字を覚える。」

「読めるだけでなく、書けるようにもならなければならないんだ。」

 

学ぶ喜びに目覚め、次から次に知りたいという意欲が湧きあがる子ねこのルドルフが、たくましく、力強く生きていきます。是非ご覧になってみてください。