永井隆先生が終の住家とされた如己堂を訪ねました。
息子の誠一(まこと)さん 「原子野に「にょこっと」できたから にょこどうなの?」
永井隆先生 「『己のごとく人を愛せよ』という言葉を生きてくれるように、一生、人を愛することを忘れないようにと願ってこの名前を選んだんだよ」
片山はるひ 著 永井 隆 原爆の荒野から世界に「平和を」 より
苦しみを体験したことのない人は無邪気である。
辛い目におうたことのない人は無遠慮である。
心に傷のない人は鈍感である。
自分が鈍感だから、敏感な人が傍らにいることに気がつかない。
そうして無邪気に他の人の心の傷に触る。
無遠慮に他人の胸の痛みを刺激する。
それも、傷に触るとは知らず、
痛みを起こすことも悟らず、
天真らんまんとやっているのだから罪はない。
罪はないけれども、やられた方はひどい目にあう。
永井 隆 著 「この子を残して」より
私はどうだろう、熱心な無理解者になっていないだろうか、
子どもたちの心の声に耳を傾けているだろうか、
教室の精神「もし、私があなたの立場だったら」を身を持って実行しているだろうか、
子どもたちを心から大事にしているか。
先生として
親として
人として
先生の生き方に倣い、1ミリでも近づきたい
原点に立ち返ってきました。
また会いにきます。
永井隆・緑夫人の眠るお墓 坂本外人墓地