世界自閉症啓発デーを前に

4月2日は、国連の定めた、「世界自閉症啓発デー」です。

この歴史は大変浅く、10年前の平成19年の国連総会において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われるようになりました。

わが国でも、世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、4月2日から8日を発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動を行います。

この「ブルー」は、「希望」や「癒し」の象徴、また自閉症者が落ち着く色と言われています。

自閉症をはじめとする発達障害について知っていただくこと、理解をしていただくことは、発達障害のある人だけでなく、誰もが幸せに暮らすことができる社会の実現につながるものです。

沖縄でも、ライカムのブルーライトアップをはじめ各地で啓蒙活動が行われます。

しかし残念ながら、ここ八重山ではまだ活動が行われていません。

今年は少しでも知らしめたいと、かつて活動していた沖縄県自閉症協会に協力いただいて、ポスター、パンフレット、リーフレットを市役所、支庁、福祉協議会や相談支援機関に配り、展示して回りました。

もちろんこれだけではまだまだです。次年度以降は、小さいながらも手作りのイベントをこしらえたいと考えています。